2011年06月06日 17:51

沖縄への移住を試みて25000人が住民票を沖縄へ移し、6割が3年以内に帰っていくというデータがあります。
海を越える大がかりな引っ越しには壁がいくつもあり、移住成功者は3人に1人程度しかいません。
最初に大きな壁となるのは『費用』です。
例えば一人暮らしの方が東京から引っ越しするとシュミレート。
2DK分の引っ越しの準備や荷物発送で40万円、車があるならカーフェリー8万円、渡航費用2万円、アパート入居費用30万円、ここまでの合計で80万円です。
引っ越しの前に下見や部屋の契約を済ませておく必要があるので、そのための渡航費も1回数万円かかります。
ファミリーなら荷物も増えるし、細かくお金を使う部分はたくさんあります。
上記の金額はざっくりとした目安なので、交渉次第でもっと安くすることができるはずです^^
ダンボール5箱程度にすべての荷物が収まるくらい荷物を減らせるなら、荷物発送と渡航費合わせても10万円くらいで済むと思います。
もうひとつの壁は『仕事』です。
沖縄は全国で一番賃金が安く、失業率は一番高いです。
同じ職業でも給料は東京の3割以上減で、年収200万円あればいいほう。
そしてその仕事自体も不況+失業率の高さからなかなか回ってきません。
この現実を知って帰る人が続出し、「移住者はすぐに帰る」と思われて採用されにくくなり悪循環になっています。
仕事探しの間、半年くらいの生活費も必要になるはずです。
となると先述の引っ越し費用+半年分の生活費で200万円くらいが最低限必要な額になってしまいます。
そしてそれだけかけても、土地が合わない・給料の安さに耐えられないとほとんどの方が帰ってしまいます。
まさに人生の一大イベントです。

それでも人生を賭けて沖縄に行きたいと思う心を、地元人として嬉しく思います!
だからこそ大きな転機には慎重に計画をたて、失敗しない道を選んでくださいね。
もし移住を考えている方がいればご参考までに^^


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